QNAPなどのNASを「.deadbolt」拡張子に暗号化される被害が増えています
2022年1月28日の記事で警告した、QNAPのNASを標的にした「DeadBolt(デッドボルト)」ランサムウェアの被害が拡大しております。
先週末より、多くの感染報告が確認されております。
まだ感染が確認されていない場合でも、設定によってはいつ感染してもおかしくありません。
感染経路は、今までのランサムウェアのように、メールの添付文書を開くと感染ではなく、ネットワーク経由で直接攻撃し、NASのデータを「.deadbolt」拡張子に変換します。
そして、そのデータを暗号化を解除するためのビットコインを要求してきます。
また、OS内部のシステム情報も暗号化されてしまうため、管理画面へのログインも不可能となることがあります。
また、QNAP製のNASを使用していない場合も油断ができません。
QNAP社は数多くのメーカーへOEMとしてNASを提供しており、メーカー名がQNAPでなくとも、中身のOSはQNAPと同一のものを使用している可能性が非常に高いためです。
詳細はこちらのページをご参照ください。
参照:QNAP、NASを狙う新しいランサムウェア「DeadBolt」とは?
Deadbolt(デッドボルト)に感染してしまった場合は?
今回のランサムウェア「Deadbolt」はウイルス対策ソフトやUTMを設置していても、ルーターやNASの基本的な設定で簡単に感染してしまいます。
もし感染した場合は、データサーバーに保存されたデータはすべて暗号化され、ビットコインにて莫大な身代金を要求されます。
対策のやり方がうまくわからない、機能は使っていないがオンになっているかわからない・・・
このような方は、お気軽に長野ITサポートへご連絡いただき、無料セキュリティ診断を受けてください。
最適なセキュリティ対策をご提案いたします。
また、すでに被害にあってしまった方は弊社にてデータ復旧作業も行っております。